ご先祖様の霊が迷わず自宅に帰れるように飾る盆提灯。

今年 新盆には欠かせない盆提灯の基本的な決まり事や処分の仕方をご紹介します。

盆提灯は新盆しか使えないの?

新仏さまの新盆の時、そのご家庭では「白提灯」をあげます。この白提灯は、新盆1回きりの使用です。

それと、戒名が書いてある提灯も新盆だけ飾ります。

それ以外の盆提灯はいつまでも繰り返して使えます。

地域によって細かい違いはありますが、新盆の盆提灯は7月・または8月の12日に灯りをいれてから16日まで飾っておきます。

白提灯は誰が準備するの?

喪主以外の故人の子供たちが用意します。故人に子供がいない場合は兄弟が用意します。

(普通の絵柄入りの提灯は、兄弟や親戚・親しくお付き合いのあった方が贈るのが一般的です。)

白提灯はどこに飾るの?

白提灯は、故人の霊が初めてあの世からこの世へ戻ってくるための目印になるので、玄関の軒下に1つ吊るします。

ほかの盆提灯はお仏壇の脇に飾ります。

(地域によっては白提灯が一対の場所も有り)

提灯を片づけるのはお盆が明ける17日以降という事になりますが、新盆の場合は8月初旬まで飾っていても問題ありません。

盆提灯の代わりに現金を頂いてもいいの?

昔は、盆提灯の数が多いほど故人を偲ぶ人が多いとされていました。

今では住宅事情もあり、盆提灯を飾るスペースにも限りがありますよね。

そんな時は、盆提灯ではなく提灯代を頂いても決して失礼ではありません。

最近では、兄弟・親戚などから提灯代として現金を頂いて 全てご当家で準備する事も増えてきています。

(葬儀屋から提灯購入の提案を受けるケースもあるそうです)

盆提灯を断りたい場合は、「提灯代でいただけたら、、」と希望を伝えましょう。

盆提灯って、処分していいの?

昔は送り火で燃やしたりできましたが、アパートやマンションといった住宅事情・自治体のルールなどで、自宅で燃やして処分することは難しくなっています。

菩提寺が近くにある場合はご住職様に相談されるのが一番なのですが、最近では盆棚や供物の持ち込みを断っているお寺もあるようです。

ゴミとして扱うことに抵抗がある。。。

そんな場合は、提灯の火袋(絹や紙の部分)をほんの少量燃やして、気持ちの上でのお焚き上げをしましょう。

完全に消火させたら、提灯を紙に包んでゴミとして処分してください。

火を使えない場合は、お浄めの塩をふって紙に包んで処分しましょう。

これで気持ちもスッキリするでしょう。

*あくまでも、お住まいの自治体のゴミの捨て方にそってくださいね。

【おわりに】

新盆のマナーは地域によっては違いがありますが、盆提灯の飾り方や処分の仕方はほぼ同じだと思います。

参考にしていただけたら幸いです。

故人の霊が迷わず家に帰ってこられるよう、綺麗な提灯を灯して迎えてあげましょうね。